今年歌舞伎が好きになりました。

勘三郎さんがご逝去されたこと
いまも毎日のように胸の奥がつぶれそうになります。
どんな気持ちでベッドにいたのか・・・
そんなことを考えてしまい夜中に目が覚めたり・・

平成中村座を観劇したのは今年の5月。
義父が介護施設のお世話になりだいぶ寂しい思いをしていた義母を
なんとか元気つけようと思いついたのが
スカイツリーも見れる歌舞伎小屋でした。
「東京だよおっかさんだいぶ古いセリフみたいな感じで・・・・本当になんとなく。

ふたりで良い席から勘三郎さんや勘九郎さんや染五郎さんの歌舞伎を見て
思いがげずにも義母と「歌舞伎っておもしろいねえ~くせになりそう!」って。
私は高校生の時の歌舞伎教室以来の観劇でしたが
とにかくおもしろくて目が離せなかった中村座の舞台。

皆さまが歌舞伎に魅了される訳をほんの少しわかったような気がしました。
歌舞伎はとにかく役者さんたちがまるでアスリートのごとく
身体を使うものだということをはじめて知りました。
人並み以上の体力がなければ叶わない職業だということ。
そそとして見える所作の中にも
着物を着て微動だにしないだけの体幹力がなければ美しくはないわけで
本当にあんなに身体を使うものだということに驚きました。

親から子へ受け継ぐ間にも日々の精進がなければ
観客の前ですべてが見透かされてしまう怖さ。

今そこでそこに立ち演じていることがすべてな世界。
どんなに小さな役であっても
どんなに目立つ役であっても
ひとりひとりの役者さんそのものがさらけ出されてしまう本当に厳しい仕事だと思いました。

その中でも勘三郎さんの存在は素晴らしかったです。
義母と行ったのは昼の部の「め組の喧嘩」が演目に入っていた舞台でしたが
それを見たら違う演目の夜の部も見たくなり
わざわざ別の日に今度は一人で「髪結新三」を見に行ってしまったのでした。

髪結新三で勘三郎さんがキセルを扱う所作が何ともいえず粋で・・・・・
私ときたら髪結新三が悪役とも知らないほどの全く知らない世界。

口上では先代の勘三郎さんの時からお世話されている
ご高齢の小山三さんと並び楽しい口上を述べておられました。

私のようなにわか歌舞伎好きが言うのもおこがましいのですが
何の知識もない人間まで魅了させてしまうことはすごい方だと思います。
義母や私のように勘三郎さんの舞台を見て歌舞伎が好きになった方は
たくさんいらっしゃるはずです。

5月に「め組の喧嘩」で生き生きと縦横無尽に舞台を飛びまわっていた
あの時の勘三郎さんの姿が頭のどこかにしっかり焼き付いていてしまっていて・・・

だからご病気になり入院されそして養生されて復帰なさるにしても
あんなふうに体力を使いきる舞台に戻れるまでは大変な道のりかと思っていました。

本当に身をけずり命がけで舞台に臨んでこられたんだと今思います。

病床でどんな思いをされていたのか・・・
これからどれだけの素晴らしい舞台を踏まれたことか・・・
そう思うと苦しくなるのでやめることにしました。

長い短いはともかく限りある人生をそのすべてを歌舞伎にかけて走り続けてきたこと
たくさんの舞台を成功させ観客の歓声に答え
素晴らしい奥様、頼もしいご子息を持たれ
楽しく充実した幸せな人生だったに違いない
そう思うことにしました。

先日ブログに載せた中村屋さんの手ぬぐいは
夜の部の最後に客席に撒いて下さったのを偶然手に取ることができたものです。

密葬をテレビで拝見し「なかむらやっ!」の掛け声と
天使の紙吹雪にまた号泣してしまった・・・・

歌舞伎の魅力を教えて下さった勘三郎さん☆ありがとうございました。
そのたびそのたびに全力で燃焼し最後まで生ききった人生は素晴らしかった。


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by touryounoie | 2012-12-15 21:23 | ひとり言 | Comments(0)

棟梁の家も今年の夏に13年目を迎えます!年季の入ってきた我が家はさらに格別の住心地!


by touryounoie
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