経年変化を楽しむ☆

先日も書きましたが我が家の床や壁や天井の色合いが
新築当時よりもだいぶ深みが増してきました。
先日も今年の3月に竣工したお客様のお家に伺った時
同じ床材が我が家よりもずっと白く感じました。
白いままが良いと思う方がいるかもしれませんが
白から飴色に変化していく様子もまた格別の味わいがあります。

洗面所の壁に貼ってある無垢の杉板には
所々に傷が走ったり凹んだり・・・
ナラ材の床板には私がグリーンの水やりにこぼした
輪ジミが残っていたり・・・・
季節によってはは床板と床板の間に隙間ができたり・・・

それもこれもすべて愛着になっています。
嫌だと思ったことはありません。

輪ジミができたらやすりでこすってまたワトコオイルを塗ればそれで終わりです。
こすってもこすっても木が出てきます。
傷や凹みも気になれば同じようになおすことも出来ます。
つるっとした綺麗さは我が家には必要ありません。

別に荒っぽく暮らしているわけではありませんが
木は家の中でそうして変化し続けているわけです。

一緒に年を重ねている・・・・そんな表現になるでしょうか。

この家を建てようと思った時
私は特別に「無垢の木」にこだわったわけではなく
どちらかと言えば「和モダンの家」を建てたいと思いました。
私自身は建物の構造材よりも
「和モダン」な空間に憧れ
あれこれとインテリアなどを考える思いのほうが勝っていました。
特に女性は私のように目に見える空間を大事に考えるのかもしtれませんね。
家の雑誌を見ては夫に色々と自分の好みをを話していました。

いよいよ建てると決まりさてどんな材料で・・
私には全く知識がなくしかもその事が
家作りで一番大事なことだと後から知りました><

自宅建築に向けて色々と試算をしていく中で
夫の仕事柄「無垢の木」が一番身近にあり手に入りやすく
意外とリーズナブルだということは目からウロコでした。
しかも大工である夫の仕事が多いほど費用の負担も少ないわけで・・・
自分の手間賃は減らせても他の職人さんたちはそこまで減らせない。

そうだ!それはお客さまにも同じだ!と。
私たちの出来ることは大工棟梁である夫の手を多く使い
無垢の木という手に入りやすい材料を使うことで
お客様にも喜ばれる「安くてなおかついい家」が出来るのでは・・・
とその時初めて気づきました(ちょっと遅いですが^^)

自分の家を建てたことで自分たちがお客様に何ができるか
何をすべきかが分かった瞬間でした。

キッチンやトイレやお風呂などは
設備メーカーが日々競って商品を開発し
毎年のように新しいデザインや機能が生まれています。
それは機器であって家の造りとはまた別です。

設備機器とは対照的に家作りの要である家の骨組・心棒は
木造在来工法によって建てられます。
四季がはっきりしている日本の風土とそこに生きる木材を使い
今も先人の知恵を生かした工法がそのままに受け継がれています。

木造の家は柱や梁などの構造材が基本です。
その構造材を仕入れてそれを施工するのが夫の仕事。
今まで何十年もやってきた仕事です。
構造材が家の持ちを左右します。
出来あがった家ではなかなか見ることのない構造材。
見えないところこそが重要なのですね。

きちんとした仕入先からより安価に良い材料を買う目を持っていること。
その材料を最大限に生かし施工できる技術。
それが無垢を材料にしたいい家が安価に完成することに直結していると
私は理解しています。

自然の成り行きで「無垢の木の家」になった我が家。
劣化ではなく変化する家なのだと思っています。

私たちにシワが増えていくように
家も傷や凹みが味わい深さとなっていくような気がします。

古くなる=「痛む・壊れる」から「どっしり・落ち着く」安心にその意味が変わるはずです。

正しく施工された「無垢の木の家」はゆうに100年はどっしりとそこに建っています。
ずっとそこに建ち続ける家をこれからも作っていきたいと思っています。





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「棟梁のお家訪問」ブログ
by touryounoie | 2011-10-20 23:55 | クボタ住建の家づくり | Comments(0)

我が家を建ててから今年で15年目。味わいは増すばかり!ご見学お待ちしています☆


by touryounoie
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