100年前の家

定期的に送られてくる住設メーカーの冊子に
毎回登場する「21世紀に遺すもの」というシリーズがあります。
今回は築100年の家。
文京区にある旧磯野家(サザエさんのお家ではないですよ^^)
通称「銅(アカガネ)御殿」

大正元年(1912年)に建てられた3階建ての住宅です。
この家が凄いのと思ったのは屋根と外壁です。
当時は瓦屋根が主流だったはずですが
その時代に「耐震性と耐火性」をすでに考慮して
材料となるものには軽さを重視し
屋根は銅板葺き・壁は銅板張りになっているのです。

そのせいか見た目もすっきりしている外観ですね。
100年前の家_c0152341_22202463.jpg


今、家をリフォームする時に耐震工事を一緒に行う方が増えていますが
昔の重い瓦を降ろすことも耐震性を高めるひとつの指針になっています。
この家はその事を100年前からわかっていた・・・ということになります。

完成まで8年もかかったこの御殿。
部屋の中の壁は圧巻です。
なんと11層も塗り重ねられているそうで
関東大震災でもヒビが入らなかったそう!
ここまで手間隙かけて念入りに作ることが出来た時代だったのですね。
100年経った今も寸分の狂いもないとは
なんという耐久性でしょうか。

それにもうひとつ。
とってもステキな工夫が施されているところがあるんです。
それは天井。
100年前の家_c0152341_2229371.jpg


写真から撮ったので不鮮明ですが
ここに書いてあるように木の節穴がそのまま換気も兼ねているそう。。。
なんておしゃれで粋な考え方なんでしょう^^
天井の四隅に配すことによって自然の換気を実現させています。
ついでに穴の脇からはケヤキ板の厚みも観賞でき
当時の職人の大胆な発想と遊び心が満載です。
こんなこと考えつかないなあ~~ステキ☆

100年経過しても凛として建つたたずまいが素晴らしいです。
Commented by 職人魂のオーラが感じられますね at 2009-06-29 17:31 x
天井の発想、デザインも素敵だし、実用も兼ねていて、素晴らしいですね~。
Commented by touryounoie at 2009-06-30 09:21
コメントありがとうございます!
天井の発想なかなかですよね。
本当に昔の職人さんたちは創意工夫が素晴らしいと思います。
古の彼方から刺激を受ける・・・すごいなあ~。
by touryounoie | 2009-06-28 22:46 | ひとり言 | Comments(2)

我が家を建ててから今年で15年目。味わいは増すばかり!ご見学お待ちしています☆


by touryounoie
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